私だけの福祉職の魅力

福祉の仕事には、”答えがない”。

だから、面白いし悩みが尽きない!

 

 

「こんな私でも、興味関心をもって福祉の仕事に従事し続けることが出来ています。

福祉職の苦悩と魅力、仕事を続けるコツをお話ししたいと思います。」


<目次>

  1. ”答え”という万能薬のない仕事
  2. ☆私が感じた福祉職の魅力☆
  3. 福祉職の魅力は、表裏一体。(魅力と苦悩)
  4. 福祉の仕事を続けるコツ

1.”答え”という万能薬のない仕事


【幸せは人それぞれ(個別化)】

  • 社会情勢は変わっていきます。その時代の”幸せ”は常に変化します。
  • 一人ひとりの”幸せ”も異なります。

「自分にとっての幸せってなんですか?」と聞いたら、十人十色(多分)。

 

 

【福祉の仕事とは】

一人ひとりのより良い生活を考えアクションすること。そこに万能薬はありません。

みんな違って皆良い、それを認められる社会の実現(共生社会など)を目指します。福祉サービスの基本理念に"個人の尊厳の保持"があります。この理念を忘れないで欲しいと思います。

<用語>

共生社会➡障害の有無にかかわらず、誰もが相互に人格と個人を尊重し支え合える社会

個別化(の原則)➡クライエントを個人ととして捉える

個人の尊厳の保持➡社会福祉法(第3条福祉サービスの基本的理念)


2.☆私が感じた福祉職の魅力


1.一般に挙げられる福祉職の魅力
  • 人の役に立つ、時には他者の人生を支えるような感覚も。(社会貢献)
  • 自分自身の成長に繋がる。
  • 感謝の言葉を貰う。 など

2.私だけの福祉職の魅力

~副次的に生まれた個人的な魅力~

  • 自分が変われたこと。
  • 興味関心があることを探せた。

➀目標設定。自分に興味があることを考え続ける面白さ。自分探求。

➁読書、学習の面白さ。

➂一人が好きだったけど、人との関りを楽しめる自分に気付いた。

➃ありのままの自分を少しづつ出せるようになってきた。


3.魅力と苦悩は、表裏一体。


「私が初めて答えを求めて考えた悩みは、今思い返すとととても難しい課題でした。」

 

”クライエントからの暴行暴言が正当化される理由”

”支援者がクライエントから受けるハラスメント”の問題です。

 

今は論理的に学んでいますが、その時は感覚で答えは出す、もちろん誰かに聞いても答えはない、そもそも聞きにくかった。そこに面白さを感じたのかもしれません。

 

”答えがない”ことは、魅力と苦悩の両方を私に感じさせました。」

 


4.福祉の仕事を続けるコツ


仕事を続ける上で私の苦悩となったこと。

 

➀「先が見えません。」

頑張り続けて燃え尽き症候群にもなりました。ゴールがない。目標がなく、数値で評価できない仕事。終わりがないってなんだか怖いし辛い感じがする。

自分で目標を設定すること。資格や新しい仕事に取り組むこと。3年経っても同じ仕事をしていると思ったら役割を変えて見たり思い切って異動や転職してみたりする。それがこの仕事を続けるコツ。(ステージモデルについて)

 

➁「福祉の仕事に疑問を感じています。」

初めから”ずっとこの仕事を続けよう”と思っていたわけではありません。むしろ”福祉って偽善だな”と思っていたぐらいです。それでも福祉に関することに興味関心があることは間違いないようなので、今も仕事を続けています。今もまだ、”ない答え”を探して仕事をしています。

 

~さいごに~

自分が成長する仕事に巡り合えることってなかなかないのかなって思います。皆さんも良い仕事に出会えることを願っています。そしてその時には、胸を張って、その仕事の自分だけの魅力を語ってくださいね。