介護施設の基準費用額とは?


基準費用額ってなに?


基準費用額とは、

介護施設で生活するための居住費(電気ガス水道・食費)

のことで、全額自己負担です。

  • 食費居住費の標準的な料金が設定。
  • 近年の高齢者世帯の光熱水道費の上昇で調整されることあり。
  • 在宅で生活する方との負担の均衡を図り調整されることあり。

 

令和6年8月~
令和6年8月~

 

~もくじ~

  1. 実際にかかる費用が、基準額を超えることはあるの?
  2. 低所得者の補足給付とは?
  3. 負担限度額とは?
  4. まとめ
  5. 参考資料

1.実際にかかる費用が、基準額を超えることはあるの?

 

基準費用額は厚生労働所が集めたデータの平均値なので、

実際にかかる費用は施設により変わります

  • 地域差
  • 施設の規模・設備の充実度
  • 追加のオプションや特定のサービス

以上などの理由から、基準費用額を超えた費用がかかることもあります

 


2.低所得者の補足給付とは?

低所得者のための負担軽減策(食費と居住費の補助)です。

所得や資産などに応じて介護保険から補助金が給付されます。

(特定入所者介護サービス費)

 

【補足給付の計算方法】

<基準費用額-負担限度額=給付額(補足給付)>

 

※補足給付の対象になる条件

  • 住民税非課税世帯
  • 世帯分離している配偶者の所得もチェック(負担軽減は世帯単位)
  • 預貯金などの資産も審査
  • 遺族年金、障害年金の受給

実際のところ詳しい条件は不明ため、上記は参考になります。


3.負担限度額とは?

低所得者(住民税非課税世帯)の収入に応じて段階的に設定されています。

負担軽減の対象となるのは、第3段階➁までです。

 

補足給付の仕組み(厚生労働省)
補足給付の仕組み(厚生労働省)
補足給付の仕組み(厚生労働省)
補足給付の仕組み(厚生労働省)

~まとめ~

基準費用額は、厚生労働省が集めたデータの平均値です。実際は施設により異なります。自己負担ですが、低所得者のための補助もあります。

施設を選ぶ際は、基準費用額を参考に適正な価格設定がされているか、自分のニーズにあったサービスかを確認するのが良いです。

 

※詳細は自治体の窓口で確認しましょう。